
「長屋の真ん中を解体したいけど、両隣に迷惑をかけないか心配…」
「切り離し解体は雨漏りトラブルが多いって聞くけど、本当?」
大阪や関西エリアにお住まいの方にとって、「長屋(連棟住宅)の解体」は非常に切実な問題です。
一般的な一戸建ての解体とは異なり、長屋の解体は隣家と壁や屋根を共有しているため、工事の難易度が高く、トラブルに発展するリスクが格段に高いのが現実です。
こんにちは。大阪府泉大津市を拠点に、関西全域で年間100件以上の解体工事を行っている株式会社サポートプランです。私たちは、古い長屋や連棟住宅の切り離し解体を得意としており、数多くの現場で「安全な解体」を実現してきました。
この記事では、長屋解体をご検討中の皆様に向けて、「長屋解体で実際に起こりうるトラブルの実態」と「絶対に失敗しないための対策」を、包み隠さずすべて公開します。費用相場や責任の所在、業者選びのポイントまで、プロの知識を余すことなくお伝えします。
なぜ長屋解体はトラブルが多いのか?一般住宅との決定的な違い
長屋の解体工事がトラブルになりやすい最大の理由は、その特殊な構造にあります。まずは「長屋とは何か」を正しく理解しましょう。
長屋(連棟住宅)とは何か
長屋とは、2戸以上の住宅が水平方向に連なり、壁を共有している建物のことを指します。「連棟住宅」や「テラスハウス」とも呼ばれますが、基本的な構造は同じです。
見た目は独立した家のように見えても、実は「柱、梁、屋根、壁」といった建物の主要な構造部分を隣家と共有しているのが特徴です。
つまり、「自分の家だけを壊す」ということが構造上非常に難しいのです。
長屋解体が難しい3つの理由
共有部分の切り離し
隣家との境界壁や屋根を慎重に切り離す必要があり、手作業での細かな調整が求められます。
隣家への影響
壁を一枚隔てたすぐ向こう側で隣人が生活しているため、振動や騒音への配慮が通常の何倍も必要です。
補修工事の必須性
解体した後、剥き出しになった隣家の壁を補修(防水・外壁工事)しなければならず、解体費用以外のコストがかかります。
大阪に長屋が多い歴史的背景
大阪市内や衛星都市(泉大津、堺、東大阪など)には、戦前から戦後にかけて建てられた木造長屋が数多く残っています。これらは当時の住宅不足を解消するために効率的に建てられたもので、狭い敷地に密集しています。
築50年以上の物件も多く、老朽化が進んでいるため、解体時の振動で隣家が損傷するリスクが非常に高くなっています。
【実録】長屋解体で実際に起きた7大トラブル事例
ここでは、実際にあった長屋解体のトラブル事例をご紹介します。これらは決して他人事ではありません。
1、共有壁を誤解体して隣家が倒壊寸前に
最も深刻なケースです。経験の浅い業者が、どこまでが自分の家の構造で、どこからが隣家の構造かを見誤り、隣家を支えている柱や壁まで解体してしまいました。結果、隣家が傾き、倒壊の危険性があるとして住めなくなってしまった事例があります。
2、切り離し後の雨漏りで損害賠償請求
解体工事は無事に終わったものの、切り離した隣家の壁に適切な防水処理を施さなかったため、後日の大雨で隣家が浸水。「解体する前は雨漏りなんてなかった!」と、高額な修繕費用と家財道具の損害賠償を請求されるケースは後を絶ちません。
3、境界トラブルで工事中断
「この壁の中心が境界線だ」「いや、壁の外側だ」と、隣人と意見が食い違い、工事がストップする事例です。長屋の場合、登記簿上の境界と現況がズレていることが多く、事前の境界確定を行わないと泥沼化します。
振動で隣家が傾いた
老朽化した長屋は地盤も弱っていることが多いです。重機による強引な解体を行った結果、地盤が緩んで隣家が不同沈下を起こし、ドアが開かなくなったり、家全体が傾いたりする被害が発生しました。
見積もりに含まれていなかった隣家補修費用
施主様が一番驚くトラブルです。激安業者に依頼したところ、工事後に「隣の壁の補修費は別料金です」と100万円近い追加請求が来ました。契約書の内容確認不足と、業者の説明不足が原因です。
6、近隣住民との関係悪化
事前の挨拶がなく、いきなり工事が始まったことで隣人の怒りが爆発。「うるさい」「ホコリがすごい」と連日クレームが入り、警察を呼ばれる騒ぎに発展。施主様は解体後もその土地を利用する予定でしたが、近隣との関係修復が不可能になり、土地を手放すことになりました。
7、屋根の取り合い部分からの漏水
壁だけでなく、屋根の切り離しも重要です。隣家との屋根のつなぎ目(取り合い)の板金処理が甘く、台風の際にそこから雨水が侵入。天井裏にカビが発生し、健康被害を訴えられる事態になりました。
長屋解体トラブルの責任は誰にある?法的根拠と保険
万が一トラブルが起きた場合、その責任は誰が負うのでしょうか。
基本は解体業者の責任
解体工事中に発生した第三者(隣家など)への損害については、民法第716条により、原則として請負人である解体業者が損害賠償責任を負います。
ただし、これは業者が「過失(不注意やミス)」を犯した場合です。
施主が責任を問われるケース
「業者に任せておけば安心」とは限りません。以下の場合、発注者である施主様も責任を問われる可能性があります。
- 無理な工期短縮や、極端なコストカットを強要した。
- 隣家との補修協議を業者任せにして、最終的な合意を取らずに工事させた。
- 業者が倒産して支払い能力がない場合(土地工作物責任)。
隣家所有者との事前合意の重要性
長屋の切り離しにおいて、「補修範囲」「補修方法」「費用負担」について、工事前に隣家所有者と書面で合意(覚書)を交わしておくことが最強の防衛策です。口約束はトラブルの元です。
必須の保険と保証
良心的な業者は「請負業者賠償責任保険」に加入しています。これにより、万が一隣家を傷つけても保険金で修理対応が可能です。契約前に必ず「保険に入っていますか?証券を見せてください」と確認しましょう。
長屋解体の費用相場と内訳|大阪エリアの実例
長屋解体は、通常の解体よりも費用がかかります。大阪エリアでの一般的な相場を見てみましょう。
一般的な長屋解体の総費用
木造2階建て・延床面積25坪の長屋を解体する場合、総額で120万円〜200万円程度が目安となります。これは解体費用だけでなく、隣家補修費用を含んだ概算です。
費用の内訳詳細
| 項目 | 内容 | 費用相場(目安) |
|---|---|---|
| 解体工事費 | 建物本体の手壊し・重機解体 | 坪4万円〜6万円 |
| 養生費 | 防音シート、足場設置 | 15万円〜30万円 |
| 廃棄物処分費 | 廃材の運搬・処分 | 坪1万円〜1.5万円 |
| 隣家外壁補修費 | 切り離し面の防水・サイディング | 30万円〜80万円 |
| 屋根補修費 | 取り合い部の板金・防水 | 15万円〜30万円 |
| 諸経費 | 手続き代行、近隣挨拶など | 5万円〜10万円 |
【重要】「解体費用」と「補修費用」は別物!
見積書を見る際は、「解体工事一式」の中に隣家の補修費用が含まれているか必ず確認してください。安すぎる見積もりは、補修費用が除外されている可能性が高いです。
隣家補修費用の相場
切り離した壁の補修には、主に3つのグレードがあります。
- トタン張り(安価):約30万円〜。見た目は劣るが防水性は確保。
- 金属サイディング(一般的):約50万円〜。耐久性が高く見た目も良い。
- モルタル塗装(高価):約70万円〜。既存の壁に合わせる左官仕上げ。
トラブルを100%防ぐ!長屋解体の5ステップ対策
サポートプランが実践している、トラブルを未然に防ぐための標準フローをご紹介します。
1、事前調査と測量
工事前に、建物内部の構造、隣家との接続状況、境界線の確認を徹底的に行います。必要であれば家屋調査士による隣家の傾き調査も実施します。
2、隣家所有者との協議と合意書作成
「どこまで解体するか」「補修はどうするか」「費用は誰が持つか」を隣家の方と話し合い、合意書(承諾書)を作成します。ここが一番の山場です。
3、専門業者による構造確認
柱や梁の配置を見て、切り離しても隣家が倒壊しないか、補強が必要かを判断します。
4、近隣挨拶と工事説明
工事の1週間前には、粗品を持って近隣へ挨拶回りをします。工期や緊急連絡先を伝え、不安を取り除きます。
5、工事中の定期報告
特に振動が出る作業の日や、切り離し作業の日は、事前に隣家へお声がけし、進捗を報告します。
失敗しない長屋解体業者の選び方|10のチェックポイント
業者選びで失敗しないために、見積もり依頼時や面談時に以下のポイントをチェックしてください。
- 長屋の切り離し解体の実績は豊富か?
- 見積書に「隣家補修費用」が明記されているか?
- 損害賠償保険に加入しているか?(証券の確認)
- 建設業許可や解体工事業登録を受けているか?
- 現地調査の際、隣家との境界や接続部をしっかり見ていたか?
- 近隣挨拶を代行してくれるか?(同行してくれるのがベスト)
- 「安さ」だけでなく「リスク」についても説明してくれるか?
- 契約書をきちんと交わしてくれるか?
- マニフェスト(産業廃棄物管理票)を発行してくれるか?
- 担当者の対応は誠実で、質問に明確に答えてくれるか?
サポートプランは全ての基準をクリアしています
お客様の不安をゼロにするため、誠実な対応と確かな技術をお約束します。
よくある質問(FAQ)|長屋解体のお悩み解決
Q. 長屋解体の費用は誰が負担すべきですか?
A. 基本的には「解体したい人(施主様)」が全額負担するのが通例です。自分の都合で解体し、それによって隣家の壁が剥き出しになるため、その補修費用も施主様が持つのが一般的です。ただし、老朽化が激しく隣家も修繕を望んでいる場合などは、話し合いで折半になるケースも稀にあります。
Q. 隣家の同意が得られない場合、解体はできませんか?
A. 法的には自分の所有物を解体する権利はありますが、長屋の場合は物理的に隣家へ影響が出るため、同意なしでの強行は絶対におすすめしません。訴訟リスクが高まります。粘り強く交渉するか、弁護士等の専門家を交えて協議することをお勧めします。
Q. 切り離し後の壁補修は必須ですか?シートを貼るだけではダメですか?
A. 短期間であればブルーシート等の養生でも持ちますが、恒久的な対策としては不十分です。紫外線や風雨で劣化し、すぐに雨漏りします。隣家の資産価値を守るためにも、きちんとした外壁工事(サイディング等)が必須です。
Q. 大阪市内の狭い道(重機が入らない)でも解体可能ですか?
A. はい、可能です。「手壊し解体」といって、職人が手作業でバールやチェーンソーを使って解体します。工期は長くなり費用も割高になりますが、物理的には可能です。サポートプランは狭小地での手壊し実績も豊富です。
Q. 解体後に土地を売りたいのですが、境界がわかりません。
A. 解体前に土地家屋調査士に依頼して「境界確定測量」を行うことを強くお勧めします。境界が確定していない土地は売却が難しく、価格も下がってしまいます。弊社で提携している調査士をご紹介することも可能です。
大阪で長屋解体ならサポートプランにお任せください

最後までお読みいただき、ありがとうございます。長屋の解体がいかにデリケートで、専門知識が必要な工事かお分かりいただけたかと思います。
株式会社サポートプランは、大阪・泉大津エリアを中心に、これまで多くの長屋解体を手掛けてきました。私たちの強みは、単に「壊す技術」があるだけでなく、「近隣の方々と円滑な関係を築く調整力」にあります。
「お隣さんが気難しい方で…」
「費用をなるべく抑えたいけど、手抜きは怖い」
「雨漏りしないようにしっかり直してほしい」
どのようなお悩みでも、まずは私たちにお聞かせください。現地調査からお見積もりまでは完全無料です。しつこい営業は一切いたしません。お客様が安心して新しいスタートを切れるよう、全力でサポートさせていただきます。
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